風景画とは、風景と景観と情景、そのありさまを中心とした絵の事です。
世界には様々な人間がおり、世界には色んな建物や人物がいます。
今では化学が発展していき、そういった『そこに存在しているモノ』を記録する事は、写真で済まされるようになっていきました。
ですが昔にカメラはなく、その時の現物を記録するものは絵でした。
今回は、そんな昔の絵の中でも飛び切り面白い名画を5つ紹介します。
・『デルフトの眺望』 作 ヨハネス・フェルメール
リアルな色彩で描かれる港街の都市景観
ヨハネス・フェルメールは1632年にデルフトに生まれ、ヨハネスが生まれる前日に父親に画商として登録され、生涯を通して画家として生きたとされています。
左の風景画はヨハネス・フェルメールというオランダの画家が1660年から1661年の一年間に描いた名画『デルフトの眺望』です。
街並みを中心から下側に描き、空を大きく中心から上側に描くことにより、街全体の美しさが伺えます。
中心に映る街並みの綺麗さもながら上に浮かぶ雲の広大さもしかり、下の水面に反射した映る街並みと空がまるで二つ存在しているかのような美しさもあります。
『デルフト』というのは街の名前であり、生涯ヨハネス・フェルメールが生きながら絵を描き続けた街でもあります。
・『朝、ニンフの踊り』 作 ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
光と影の重要性と表現力の高さ
左の絵はジャン=バティスト・カミーユ・コローにより1850年に制作された絵画です。
カミーユ・コローは1796年に、パリのパリ7区パック通りで生まれます。26歳から画商としての道を歩み始めると、そこからコローは旅をしつつ父の別荘に滞在しながら、神話をモチーフに絵を晩年まで描き続けたと言われています。
朝やけの太陽による光によって反対側に映る木々が暗くり、その下で朝焼けに喜び踊るニンフ達が描かれています。
ニンフとは古代ギリシャにおける妖精のことであり、その踊る様を朝日に照らされる木々を見つつ、想像しながら描いたとされるその想像力に驚かされます。
全体的に暗めな色彩が使用されている中、メインとなるニンフ達には明るい色が使用されており、その踊るさまが協調されています。
・『落穂拾い』 作 ジャン=フランソワ・ミレー
奥行とコントラストの表現の高さ
左の絵は1857年にジャン=フランソワ・ミレーによって描かれた作品です。
ノルマンディー地方のグリュシーに農家の元で誕生、18歳から絵の道に行くことを決め、パリのエコール・デ・ボザールでは好成績を収め学校を卒業、その後はパリの美術展覧会に入賞してからは、続々と絵の仕事が増え続けたと言われています。
左の絵は、落穂を拾う三人の農婦と背景の背後に沢山いる、同じく落穂を拾う農婦の集団が描かれています。
背後にいる農家達はコントラストが高めに当てられて描かれていますが、全面にいる農婦は全体的に暗めに描かれています。
これは貧困を表しているとされており、貧困ながらも懸命に働くその様を描いたとされています。
・『ジヴェルニーの積み藁』 作 クロード・モネ
鮮やかな色彩で描かれる日常の風景
左の絵は、クロード・モネという画家が1883年に小さな村ジヴェルニという所で作成した絵になります。
モネは1880年にパリで生まれましたが、5才になるとノルマンデー地方のル・アーヴルで少年期を過ごします。少年期の頃から絵が上手く絵を販売して小遣い稼ぎができるほどだったと言われています。
また34歳に、第1回印象派展という展示を開催。そこには後世に名を遺す名画家達が参加したとされています。
左の絵にご注目ください。積み上げられた藁三つに色彩豊かなタッチで表現された草木の鮮やかさや、光と影が明確に細かく描かれてる様は必見です。
家の南にある牧草地に積み上げられた藁をモデルにこの作品を含めた計8点の作品を描いたとされています。
・『東海道五拾三次』 作 歌川広重
絵巻による当時の日本の情景
左の絵は歌川広重による1833年から1834年の間に描かれたとされてます。
歌川広重は八代洲河岸に1797年に生まれ、35歳の時に京都を旅し、それを絵にして販売した事がきっかけで知名度が上がり、以降様々な絵を描き続けたとされています。
東海道五拾三次とは現在でいう画集の事であり、左の絵はその一枚です、江戸日本橋から京都までの5km範囲の駅、53の宿場を絵にしそれをまとめたものになります。
東京から京都の間を旅する中で街の情景美に心を奪われそれを元に東海道五拾三次を描いたとされています。
橋を渡る働く人々やその街並みが描かれており、当時がどういった情景だったのかを、当時の色彩で表現されています。
いかがでしたでしょうか?
絵には様々な描き方があり、描き手の手腕によって独特の世界観を生むこともあります。
もしもこれを期に絵の世界に触れてみたい、という人がいらっしゃれば幸いです。
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