微生物群を扶養し、
活性化させる
微生物には様々な種類があります。まだ知られていないものも数多くあります。
数も非常に多く、自然界の土壌中には、1センチ四方に1,000兆個もの微生物が棲んでいると考えられています。
これらの微生物たちはお互いに作用しあっており、枯葉や枯死した木々、生き物の排泄物や死体などが微生物群によって分解され、複雑な生成過程を経て、腐葉土になります。
そのプロセスは大変ゆっくりしており、自然界で1ミリの腐葉土の層が生成されるまでにかかる時間は1年とも10年とも言われます。(※)
微生物群が食物連鎖や腐生連鎖を行い生存バランスを保ちながら、地球上の生物を育てています。
自然界には未知の分野が多く有り、現在科学の先端を行く天才的な科学者が束になっても出来ないことを植物や微生物群は太陽の光を吸収し、いとも簡単に行っているのです。
そして、土や気候など、環境条件に適応した微生物群が、それぞれの土地に生息しています。
そのため、元からその土地にいる微生物群を扶養し、増殖活性化することが自然環境の維持には極めて重要です。
人間が土着の微生物を無視して、新しい微生物を投入することは、避けなければなりません。
自然界だと腐葉土の生成には約200~300年かかるといわれていますが、地球環境プロジェクトが提案する方法では腐植土化合物を約1日で作ることができます。
Nパワー(エヌパワー)を与えることで、それぞれの土地の環境条件に適応した微生物群が増殖・活性化すると土は作物を作るのに「いい環境」となり、以下のことが可能になります。
「いい環境」が整えば、人間が手を加えなくても作物は育ちます。
その「いい環境」を作るのが微生物群の力です。
つまり、農業は「野菜作り」ではなく「土作り」。
そして、栄養を与える必要があるのは作物ではなく微生物群です。
安全安心な野菜を作っているのは、土地が扶養している微生物群の力なのです。